眼精疲労は、目を酷使する人に多く見受けられる症状である。たとえばスマホやゲームを長時間使用したり、デスクワーク中心の仕事を行ったりすることだ。眼精疲労は単なる疲れ目とは異なり、一晩寝ても治らないのが特徴だろう。
目の痛みなどの症状が断続的に続きかつ十分に睡眠を取っているのに治らない場合は、眼精疲労を疑う必要がある。症状としてはまばたきの量が増える、目の奥が痛い、かすみ目になる、しょぼしょぼするなど目に違和感を覚えるものだ。
そのほか、倦怠感や頭痛など身体にも症状が発現するケースもある。これらの症状が、自分にあてはまっていないか確認してみよう。そして、なぜ眼精疲労になったのか原因を突き止めることで、症状を改善する最適な手段が取れるようになる。
眼精疲労は一つではなく、複数の要素が重なり合って発症することにも注意したい。たとえばスマホなどの小さな画面を見る際は、眼球はあまり動かない。するとピントを調節する機能が緊張してしまうため、目が疲れてしまうのだ。
また、ストレスによるものも多い。過度なストレスは自律神経の副交感神経を抑え、涙の分泌を少なくしてしまう。涙は目を保護するために重要なので、目に刺激を与えてしまい負担がかかるのだ。
そして、外部の環境面でも眼精疲労になるケースがある。暗すぎる環境や逆に眩しすぎる環境下では、目へのダメージが大きいため眼精疲労を招いてしまう。目が乾燥すると瞬きと涙の量が減るため、目の酷使につながる。エアコンによる乾燥、長時間のパソコンやスマホ利用は気をつけよう。